ACS70331:高感度、1MHz、GMRベースの電流検出IC、省スペース型低抵抗QFNパッケージ

ACS70331はAllegro初の、最大5Aの電流検出アプリケーション用の、統合型高感度、電流検出ICです。このICには巨大磁気抵抗効果（GMR）テクノロジーを採用し、従来のホール効果センサーに比べて低抵抗の内蔵主導体を流れる電流の発生する磁場の検出感度が25倍強くなっています。

低ノイズ、高速のアナログ出力信号は主導体を流れる電流に比例しています。標準応答時間は535nsです。ACS70331は工場でプログラムされた4つの感度とオフセットレベルでお届けしており、ご希望の電流測定範囲に合わせて最適な動作が得られます。

内蔵の電流導体に対するGMR素子の差動的構成が外部磁場を大幅に除去しますので、磁気ノイズの多い環境でも安定した動作ができます。

ACS70331は単一の3.3V電源で動作し、–40°C～85°Cの温度範囲で完全に仕様を満たし、薄型の省スペース表面実装QFNパッケージでお届けしています。

• 最大5Aの高感度電流センサーIC（DCまたはAC）
• 帯域幅1MHz、最大応答時間550ns
• 低ノイズ:1MHzで8mA (rms)
• ACおよびDC電流に比例したアナログ出力
• 単一3.3V電源で動作
• 高DC PSRRのため低レイテンシー電源またはバッテリーでの使用可能（3～4.5 V動作）
• 1.1Ωの一次導体抵抗により低い電力損失を実現
• 小型表面実装QFNパッケージで省スペースアプリケーションに最適